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今日俺が一人で近所の公園でリフティングをしてたら

296 :U-名無しさん:2005/04/10(日) 23:29:00 ID:mR7YQ8mK0
 帰国後、小熊はひたすら自分のチームを見直した。
 何かがこのチームに足りないのはわかっている。
 だがそれは技術やフィジカルという単純な要素ではない。言葉にならない何かだった。
 小熊は前回のワールドユースでキャプテンに指名した
 今野泰幸をはじめて見た時の衝撃を思い出す。
 こいつなら心中できる。こいつを背骨にしてチームが作れる。
 一目見て小熊は体中に力が湧いてくるのを感じた。
 だが、当時の今野はまったくの無名で、トレセン経験もごくわずか。
 Jリーグチームから声がかかるはずもなく、
 地元の社会人チームへ進む話が進んでいた、世間の扱いはその程度の選手だった。
 だが、小熊の確信は揺らがなかった。
 この子が持つ強さ。これは教えられるものではない。
 他のエリートたちが持っていないものを、持っている。
 小熊は今野をキャプテンに指名し、彼を軸としたチーム作りを行った。
 ブラジルに完敗してチームの挑戦は終わったが、
 年代の持つ能力はほぼ引き出せたのではないか、と小熊は自負している。
 そうか。こいつもそうなのか。
 サッカーエリートのレールにのってこなかったやつなのか。
 「彼を呼ぶ気なんですか?小熊さん?」
 岩崎が単刀直入に聞いてきた。
 わかるか?と問い返すと、
 この時期小熊さんがうちまで足を運ぶとしたら、それ以外考えられませんから、と
 岩崎はすっかりわかっていた、というように淡々と答えた。

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