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今日俺が一人で近所の公園でリフティングをしてたら

1 :U-名無しさん:05/01/17 19:32:04 ID:6K1dKKyx,
いきなり2人組の外人が俺のボールをかっさらって
「カモン、ボーイ」
と言って、笑いながら手でチョイチョイってやった。
俺はカチンときたのでボールを取りに行った。
ボールを保持してる外人はフェイントをかけるような仕草をした。
俺はあっさりとひっかかり、かわされた。
なおも取りに行こうとすると、外人はもう一人の外人にパスした。
それから俺はしばらく二人にもてあそばれて、一度もボールに触れる事が出来なかった。
10分ほどすると、外人は満足したのか俺にボールを渡して二人で高らかに笑いながら去っていった。
その後姿を俺は呆然と見詰めた。
お尻がプリッとした、可愛らしい女の子達だった。友達になりたいと思った。

2 :U-名無しさん:05/01/17 19:33:11 ID:T+NAtiru,
あそ。

3 :U-名無しさん:05/01/17 19:34:44 ID:ArXISdDD,
>>1は昨日やべっちFCを見た。

4 :U-名無しさん:05/01/17 19:36:36 ID:/swBsaYl,
この物語がどういう結末を迎えるのか気になるね
毎週報告ヨロ

5 :U-名無しさん:05/01/17 20:19:13 ID:8YEqqXS1.
あっそっ、そりゃ大変だ

6 :U-名無しさん:05/01/17 20:21:41 ID:fRInFooh.
1がかわいそうだから
もっと書きこんでやれよw

7 :U-名無しさん:05/01/17 21:00:13 ID:ZOFw7qbj0
うんこ

8 :U-名無しさん:05/01/21 19:14:35 ID:Ir6w+yDY0
1
mada-

9 :U-名無しさん:05/01/25 18:44:25 ID:nmgBprak0
マンセー

10 :U-名無しさん:05/01/27 05:34:29 ID:4vPnXRqu0
 

11 :U-名無しさん:05/01/30 20:28:30 ID:ZBDjfo1b0
age

12 :U-名無しさん:05/02/02 02:00:39 ID:k8tRyRGx0
 

13 :U-名無しさん:05/02/03 13:45:15 ID:p2pD6Sks0
 

14 :U-名無しさん:05/02/04 18:16:28 ID:3tSIagLj0
1

15 :U-名無しさん:05/02/04 22:33:48 ID:NvhUupwX0


16 :U-名無しさん:05/02/07 22:08:01 ID:KCndQnOf0
 

17 :U-名無しさん:05/02/09 17:41:42 ID:cVZxkXss0


18 :U-名無しさん:05/02/10 02:09:44 ID:0ymdq59tO
だから何!? 知ったこっちゃないんだけど。

19 :U-名無しさん:05/02/10 02:17:43 ID:asjLzEJH0
   

20 :U-名無しさん:05/02/10 16:32:35 ID:D6O8w1eB0
妄想終了

21 :U-名無しさん:05/02/10 21:26:42 ID:wwGGDk2w0
その翌日、俺は学校に行った。
ずっと遠征だったから、ずいぶん久しぶりだ。

学校に着くとみんながよってきた。
「すげえ活躍だったじゃん」
「これでぜってえ、次のU-18アジア予選も代表に呼ばれるよ」
軽く受け流すと、タカシの顔が見えた。サッカー部の仲間だ。
輪から抜け出して、タカシに声をかける。
「大活躍だったな」
サンキュ、と礼を言っておく。
しばらく留守中のチームの様子などを話していたが、
ふとタカシに昨日のことを話してみた。
タカシは呆れた顔で、
「お前、外人の男と女の見分けもつかねえのか?
 自分が周りになんて呼ばれてるのか知ってるのか?
 「超高校級のテクニシャン」だぞ。
 お前を手玉に取れる女なんているわけないじゃんか」
いや、でも、と俺は心の中でつぶやいた。
出るところは出ていたし、あれはどう見たって女だって。


22 :U-名無しさん:05/02/12 23:25:26 ID:IBCpJudN0
そういえば、とタカシがつぶやいた。
「今日、うちの学校に転校生来るらしいぞ」
「へえー。男か、女か?かわいい子ならいいなあ」と
脳天気に言ったところで、ふと予感がする。
「まさか、外人の女だなんていわないよな?」
タカシは何もいわなかったが、
こっちを見返したその目が雄弁に返事を教えてくれていた。
「いまどき、そんな都合のいい展開、才能のない漫画家でもつかわねえぞ。
 そんなドラマみてえに話が進んだら世の中苦労いらねえよ」
でも、事実は小説よりも奇なり、という言葉も世の中にはあるのだった。


23 :U-名無しさん:05/02/13 22:57:31 ID:Vn36ZPHI0
「今日からうちのクラスで勉強することになった・・」
担任の声を聞きながら俺は呆然としていた。
これじゃほんとにどっかの漫画だ。
担任と並んでたっているのは、まちがいなく、
昨日の二人組みの片割れだった。
担任に促されて自己紹介をはじめた。
といっても日本語がたどたどしいのでよく聞き取れない。
担任の説明もあって、名前をモニカということ。
父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフであること。
ずっとアメリカにいたが、父親の転勤で日本へきたということがわかった。
最後ににっこり笑って
「シェ、シュミハfootballです。イッショにplayしましょう」
手に持った紙を見ながらいっている。
どうやらここだけ事前に紙に書いて準備してきたらしい。
俺が腕組みをしていると前に座っているタカシが振り向いた。
「もしかして、ほんとにあいつなのか?」俺はうなづいた。



24 :U-名無しさん:05/02/14 22:20:46 ID:KuUXWxPl0
俺がじっとにらみつけていると、
視線を感じたのか彼女の目が俺と合った。
そして、「ハーーーイ!ボーーーーイ!」と大声で俺に手を振った。
クラスのみんなが何事かという顔で一斉に俺を見た。
これだから外人はいやなんだ。
俺はどうしようもなく、そのままぶすっとしていた。
「なんだ、お前ら知り合いなのか。
いろいろ困ったときはめんどうみるんだぞ」
担任が訳のわからないことをいって、転校生の紹介は終わった。
彼女の席は一番後ろになった。俺も一番後ろだ。
歩いてくるモニカを見てみると、結構かわいい。
胸もでかい。同級生でも十分でかいやつもいるけど、
なんつうんだろ、中に詰まってるものが根本的に違う感じだ。
胸もケツもやっぱり迫力がある。でも決してデブではない。
席に着くときモニカが俺のほうをちらっとみた。
俺が見ているのに気づくと、にこっと笑って指をクイクイと動かした。
またかかってらっしゃい、いつでも相手してあげるわよ、ということか。
くそったれ、むかつく女だ。


25 : :05/02/15 17:03:35 ID:9PKsbEqq0
オチはまだですか

26 :U-名無しさん:05/02/15 17:28:43 ID:260lcR800
彼女が生霊だったに50コペイカ

27 :U-名無しさん:05/02/15 21:12:50 ID:yveBFpaX0

 2005年2月上旬。都内のあるビルの一室。
 二人の男の姿があった。

 ビデオを見終わると、うーんと一声唸って小熊は腕を組んだ。
 隣では、アシスタントコーチの滝沢が同じように渋い顔をしている。
 こいつとももうずいぶん付き合いが長い。小熊は唐突にそんなことを思う。
 滝沢とは同じ高校だった。学年は滝沢が小熊より二つ下になる。
 正直、ここまで付き合いが続くとは思わなかったな・・・
 けど卒業から30年近くたった今、ふたりは
 U-20日本代表の監督とアシスタントコーチとして、
 狭い部屋で男二人顔を突き合わせてビデオを見ている。
 「そう簡単に見つかるものじゃねえよな」
 小熊の言葉に「だな」と滝沢が同意した。
 「だがいまのままじゃワールドユースじゃ戦えないのも確かだ」
 滝沢が黙ってうなづく。


28 :U-名無しさん:05/02/16 15:46:57 ID:vCjgEwp+0
話が変わったぞ!ヽ(`Д´)ノウワァァァンン!!

29 :    :05/02/16 16:54:22 ID:gRbQb3Cd0
期待とちがう! orz


30 :U-名無しさん:05/02/16 16:57:46 ID:yirfwjc40
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  , -‐‐- 、::i,    ヽ.                     /   /::i'
 /     ヽi,    ヽ   /゙゙゙゙゙゙゙"'‐--‐'"゙゙゙゙゙\  /    /:i'
 {      } ヽ     \ /             i/    ./'´

31 :U-名無しさん:05/02/16 17:04:08 ID:pUVKvrKrO
こういうのはくるぶしにタイガータックルカマすのが一番!

32 :U-名無しさん:05/02/16 20:33:15 ID:BUIVtGVI0
 二人が頭を痛めているのは、中盤の核となる選手だった。
 FWは平山を軸に森本、カレンである程度の目処が立った。
 DFも決して十分ではないが、増嶋を中心になんとか闘えるレベルにはなった。
 問題は中盤だった。期待していた選手が怪我で使えるめどがたたず、
 彼らを欠いたU-20代表は最近の試合でまったく精彩を欠いていた。
 中盤を完全に制圧され、ゲームを組み立てることができない。
 このままじゃ間近に迫ったワールドユースでグループリーグ突破もおぼつかない。
 そのため、ふたりは新たな戦力はいないかと、Jリーグやユース大会のビデオを
 目を皿のようにして片端から見ているのだが、ピンと来る選手はいなかった。
 小熊が考える日本のサッカーには、チームの軸となる中盤の選手が不可欠だった。
 パワーで欧米に、スピードとしなやかさでアフリカに、そして個人技で南米に。
 それらの部分では世界のライバルにひけをとることは、
 日本人の肉体の特性もあって否めない事実だ。

33 :U-名無しさん:05/02/16 20:34:00 ID:BUIVtGVI0
 しかし日本には日本のよさがある。日本人のよさ、それは組織だ、と小熊は考えていた。
 往々にして組織は個を殺す。そのリスクは小熊も十分身にしみている。
 個の重要性については、ここ数年若年層の大会で代表を率い、
 世界と対峙して苦杯をなめてきた自分がもっとも痛感しているとさえ思っている。
 しかしそれでも日本人でチームを作る以上、組織をないがしろにはできない。
 南米勢のように、技量に優れた選手をセレクトしてフィールドに送り込めば
 チームとして自動的にバランスがとれる。日本人はそういう民族ではない。
 あくまでも組織の上に個の力を乗せるのが日本のサッカーだと考えていた。
 そのためには、やはり中盤で負けることだけは許されない。
 バランスのとれた技量を持ち、できるならば十分なキャプテンシーを持つ選手がほしい。
 前回は今野がいて小熊の考える中盤を支え、かつチームの軸となってくれた。
 誰かいないのか・・と小熊の考えはまた最初に戻ってしまう。

34 :U-名無しさん:05/02/18 00:31:21 ID:3d1ow7rs0
 「ところでよ」と不意に滝沢が口を開いた。「お前、このあと暇か?」
 「なんだ唐突に。まあ今日は家帰ってもビデオ見るくらいだから暇だが・・」
 「なら、埼玉まで行かないか?」
 「さいたま?」小熊は聞いた。「なんでまた?」
 「ほら、いま代表が最終予選の直前合宿やってるだろう?」
 小熊はうなづく。最終予選の初戦を一週間後に控えた日本代表は、
 初戦の会場となる埼玉スタジアムで合宿を張っているはずだ。
 「今日は練習試合で、ほら、岩崎のとこと試合やるらしいんだよ」
 ふふんと小熊は納得する。岩崎はいまは公立高校のサッカー部の監督だが、
 小熊たちと同じ高校だった仲だ。学年は滝沢と同じ。
 小熊が三年のとき、小熊をエースFWに、中盤に滝沢、岩崎の一年生コンビを配して、
 彼らの高校は冬の選手権を制したのだった。
 小熊が卒業した翌年は、二人が主力となって選手権連覇を達成した。
 大学を出ると教師の道を選んだ岩崎は、サッカー部を指導するようになり、
 何年か前に、スタジアムの近くにできた新設校に異動になって、
 そこでもサッカー部の顧問を勤めている。
 優遇措置のない公立高校なので選手集めには苦労していて、
 まだ全国大会の出場経験はないらしいが、
 それでも最近は県大会でコンスタントにベスト4に入るようになったらしい。
 この前の正月、岩崎からの年賀状に
 「今年は期待できる選手がそろいました。全国狙います」と
 書いてあったのを小熊は思い出した。

35 :U-名無しさん:05/02/18 20:22:15 ID:gHrQaZQg0
えっ、つづきはまだあるんでしょ?

36 :U-名無しさん:05/02/18 21:30:19 ID:HE2RQR2dO
俺は小学生に持久力で負けた…

37 :U-名無しさん:05/02/18 22:51:17 ID:djj5XxOC0

 「そっか、久々に岩崎の顔でも拝んでやるか。それにしても熱心だな」
 小熊が言うと、滝沢がにんまりと笑った。小熊は、ん?といぶかしんだ。
 滝沢がこういう顔をして笑うときはたいてい裏がある。
 長い付き合いだ、それくらいはすぐわかる。
 「ただの練習試合なら俺もわざわざ見に行ったりしないさ。
  今日の試合には、あっと驚く仕掛けがしてあるんだよ」
 仕掛け?代表の練習試合でなにを仕掛けるんだ?
 「なんてったってキャプテンも一口かんでるらしいからな。
  かんでるというよりは黙認という形らしいが・・・」と楽しそうに笑う。
 「キャプテン?川内さんが?いったいなんのことだ?」
 猪突猛進で有名な小熊の勢いをいなすように、滝沢は手をひらひらさせて
 「それはいってみてのお楽しみさ・・とりあえずさいたまへいってみよう。
  小熊さんならまちがいなく食いついてくると思ったよ」


38 :U-名無しさん:05/02/18 22:58:19 ID:djj5XxOC0




 俺はスパイクの履き心地を確かめる。そして首をぐるっと回して周囲を見る。
 金網に覆われたさいたまスタジアムの練習グラウンド。
 平日の昼間だというのに、結構な数の人が金網を取り巻いている。
 カメラを抱えたマスコミも多い。もちろんお目当ては反対側の
 サイドに座っている彼らだ。
 俺はもう一度、その集団を見る。手前にいるのは褐色の肌。アレックスだ。
 その奥に見えるのは宮本。生で見るとほんとにほれぼれするほどかっこいい。
 追っかけが黄色い悲鳴をあげるのも無理はない、と思う。
 その宮本と何かを話しているのがジーコだ。身振り手振りで何かを示している。
 おそらくこの試合で、試しておきたいことを確認しているのだろう。
 それ以外に顔が確認できるメンバーを数えてみる。
 加地がいる、松田がいる。松田のくつろいだ感じをみるとスタメンではないのか。
 その他にも小笠原、川口、田中誠・・・そうそうたるメンバーだ。
 彼らが日本代表だ。
 日本のサッカープレイヤーの、サッカーを愛する人の、夢と希望を背負う日本代表だ。
 そう思うと反対側のサイドからオーラのようなものを感じはじめた。
 俺はそれを首を振って振り払う。そんなのは関係ない。ピッチにたつ以上は対等だ。
 全国にでたことのない無名の弱小高校でも、ピッチにたてば同じプレイヤーだ。
 俺たちにも今日は大切にしたい意地がある。


39 :U-名無しさん:05/02/19 00:26:05 ID:YvixnUCb0
頼む。段落で改行してスペース入れてくれ。長くて読みにくいぞ。
早く2つの物語がリンクしてハッピーエンドを強く望む。がんばってください。

40 :U-名無しさん:05/02/19 01:32:09 ID:Lviqdd+40
つづきを楽しみにしています
お気に入りに登録したので、がんばって〜

41 :U-名無しさん:05/02/19 13:17:02 ID:lPz8OMNa0
で、いつ小林ひとみでてくるのさ?

42 :U-名無しさん:05/02/19 22:05:55 ID:Q/eyQLm40
 俺たちは監督のまわりに集まる。
 監督が改めて今日のスタメンを確認する。
 「ゴールキーパーは代表の楢崎さんが助っ人で入る。DFは・・」
 DFはうちのレギュラー陣の名前が順調に呼ばれる。
 うちのチームは4−4−2のシステムを採用している。
 中盤は4人が横に並ぶ。俺のポジションは真ん中の右。攻撃的な役割を担う。
 「MFは左に山口、右に田中、真ん中の右に樋口・・」
 順当に俺の名前が呼ばれる。
 「そして今日は左にモニカに入ってもらう。いいな?」岩崎がモニカを見つめる。
 モニカが力強くうなづく。けど「OK」と返した声が少し震えてた気もした。
 「FWは高田、そして田村。以上だ」最後に名前を呼ばれたタカシが気合を入れる。
 「今日は日本代表との試合だ。細かくいうことはない。ただ」
 一度、岩崎は言葉を切って
 「勝つつもりでやれ。
 可能性は極めて低いが、このチームはそれができるだけの力がある。
 俺がいままで監督やってきた中でも、このチームは一番可能性を感じるチームだ。
 確かにまだ俺たちは全国大会にもでていない。
 しかし、お前らの潜在能力は、高校のトップクラスにも、
 Jのユースにも負けないものがある。
 だが、ぼうっとしていればそれは可能性のままで終わってしまう。
 だから今日の試合からひとつでも多くのことを学べ。
 一分一秒を大切にプレイしろ。そして相手よりも常に一歩でも多く走れ。
 技術では負けても絶対に気合負けだけはするな。」


43 : :05/02/20 00:46:02 ID:ymoziHZo0
このペースだと大河ドラマになりそうだな。落ちないようにあげておく

44 :U-名無しさん:05/02/20 23:15:15 ID:50gLx+4r0
 「すいません、そろそろお願いします」
 俺たちに声がかけられた。サッカー協会の人なんだろうか。
 その人の後ろから一人走ってきた。楢崎さんだ。
 「楢崎です。今日はよろしく」近くで見るとやはり大きい。
 よろしくお願いします、と俺らは素直に頭を下げた。
 俺たちを笑顔で見渡していた楢崎さんが、突然ぎょっとした表情になった。
 視線はモニカで止まっている。
 「ご、ごめん、もしかして君は女の子・・かな」
 モニカはもう慣れた、というようににっこり笑う。
 この一ヶ月で見る見るうちに上達した日本語で、
 「モニカです。今日はヨロシクおねがいシマす」
 よ、よろしく・・と返した楢崎さんはまだなにか聞きたそうだったが、
 試合の始まりが近づいていた。
 キャプテンの山口が今日の戦術を確認する。
 モニカがいる以上、今日はちょっと工夫しなければいけない。
 でも、みんなの意思統一はばっちりだ。やるべきことをやってきた。
 気合だってひとり残らずぱんぱんに詰まってる。
 大丈夫、これなら絶対いい試合ができる。いける。


45 :U-名無しさん:05/02/21 10:16:20 ID:puxciEPfO
捕手

46 :U-名無しさん:05/02/21 10:24:26 ID:UvrsGZlK0
以上をもって、このスレッドは終了です。誠にありがとうございました。

47 : :05/02/21 12:14:30 ID:tnKMo57i0
ほしゅ

48 :U-名無しさん:05/02/21 12:20:51 ID:QdvJIuxlO
なんか俺の書いてる小説とかぶりまくりだな





俺のより面白そうだがorz

49 :U-名無しさん:05/02/21 15:07:42 ID:j2f9mO8/0
今から試合が始まるんだな ワクワク
ここからどういう展開になるんだ?
試合後のロッカールームで泣いてるとこから始まったりするなよ
ちゃんと試合を書いて欲しい(・Д・)

50 :U-名無しさん:05/02/21 15:20:27 ID:ejoOnx5d0
そういや一昔、>>1のじいちゃんがサッカーを始めたスレがあったなあ。

51 :U-名無しさん:05/02/21 21:23:29 ID:KjAv1wUw0

 ピッチの中央で整列する。うちのやつらがきょろきょろと落ち着きがない。
 無理もない。サッカーをやっている高校生にしてみれば、
 プロというのは憧れだ。それが代表なら言うまでもない。
 でも、俺はゆっくりと左から右へ相手を見渡してやった。
 大丈夫だ、力んでもいないし落ち着けてる。
 よく見ると代表の面々がモニカを見てびっくりしているのがわかる。
 みんな鳩が豆鉄砲をくらったような表情だ。
 モニカの正面にたった加地さんなんか、
 モニカを見たまま口が少し開いたままになっている。
 礼をして解散になっても、モニカを見ながら何人かの選手が話をしていた。
 何を言ってるかは聞こえなかったが
 「なんで女がいるんだよ?」ぐらいのことを話しているのだろう。
 選手がそれぞれのポジションに散らばっていく。
 キャプテンの山口がコイントスでボールをとったらしく、うちのキックオフになる。
 FWのふたりがサークルの中に入って、審判の笛を待つ。

52 :U-名無しさん:05/02/21 21:26:27 ID:KjAv1wUw0
 俺は反対側のサイドに目をやって、メンバーとポジションを確認する。
 今回も海外組の早期召集はかなわなかった。
 ジーコは連携不足に苦しめられた昨年の苦い経験も踏まえ、
 国内組中心の布陣で、北朝鮮戦に臨むことを公言している。
 システムは最近定着している3−5−2でまちがいないだろう。
 GKはアジアカップでの鬼神のような活躍が記憶に新しい川口。
 DFは田中、宮本、中澤。高さと技術を兼ね備えたメンバーだ。
 ボランチに遠藤、福西。左にアレックス。右に加地。
 このふたりの起用はもはやジーコの信念といっていい。不動のメンバーだ。
 トップ下に小笠原。中村俊輔とのポジション争いが騒がしい昨今、
 レギュラー奪取へ今日も気合の入った表情をしている。
 FWは鋼の肉体を持つ鈴木と抜群のスピードを持つ玉田。
 これがアジアカップを制したアジア最強の、
 ワールドカップを争うアジアのライバルたちが恐れる日本代表だ。


53 : :05/02/22 13:41:20 ID:dYn3FhpP0
しつもんです。
モニカは二人組みだったよね。相棒はあぼーん?

54 :U-名無しさん:05/02/22 17:30:35 ID:S3g4n0Xg0
Oh〜♪ モニカ〜♪

55 :U-名無しさん:05/02/22 18:10:39 ID:Y1bw/2c7O
期待age

56 :U-名無しさん:05/02/22 21:03:43 ID:G14U6bnu0
 審判が笛を吹いて試合が始まった。
 タカシが後ろを向いてボールを下げた。俺の足元にボールが転がってくる。
 それをダイレクトで左へ。芝を転がるボールをモニカがトラップする。
 今日はポニーテールにまとめた金髪、大きく存在感を誇示する胸。ぷりっと丸い尻。
 どこからどうみてもナイスバディの女の子だ。
 はじめて着るうちの白いユニフォームもなかなか似合っている。
 冬用で生地が厚いし、アンダーも着ているからブラが透けないのが残念だ。
 ボールを持ったモニカは睥睨するように周囲を見渡した。
 あ、雰囲気あるな・・と俺は思う。口で上手く説明するのは難しいけど、
 すごいやつはたまにボールを持ってるだけで、
 なんかオーラみたいなものを感じることがある。
 足元にボールを収めたモニカの堂々とした立ち姿は、
 彼女が今日の試合で「お客さん」なんかじゃないことを雄弁に物語っていた。
 モニカの存在に気づいた周囲の観客から、一斉にざわざわとしたどよめきが起こる。
 モニカがそんな外部のとまどいを気にすることなく、
 落ち着いた足捌きで、ボールをいったんDFラインに下げる。
 そのボールをCBの内藤が大きく前線へ蹴りこむ。
 ボールを追ってタカシが小笠原を背後に背負いながら走る。試合の始まりだ。


57 :U-名無しさん:05/02/22 21:05:06 ID:G14U6bnu0

 「どういうことだ、いったい!」小熊は思わず口にしていた。
 「女じゃねーか。岩崎のやつ、何考えてんだ?大切な代表の調整だぞ」
 そこまで口にしたところではっと気づく。
 隣に座る滝沢をみると案の定にやにやしている。
 「これか、お前の言ってた仕掛けというのは。
 それにしても代表が相手だぞ、ばかにするにもほどが・・・」
 そこでまたはっと思いあたる。
 「お前、キャプテンが・・っていってたよな。
 ということは、女がでてくるとキャプテンも知ってるんだな?」
 滝沢は相変わらずにやにやするばかりでなにもいわない。
 さらに滝沢を問い詰めようとしたところで、
 おや小熊さんじゃないですか、と後ろから声をかけられた。
 声の元を振り返ると「上島さん・・」
 優しい表情をした上島の姿がそこにあった。なでしこジャパン監督。
 昨年、女子代表を五輪に導いたことで、一躍その名は有名になった。
 一時はJの監督へ転出するとの噂だったが、引き続き今年も指揮を執ることになった。
 「上島さんまで来てるなんて・・おかしい。ますます怪しい。
  いったいどうなってるんだ。おい、滝沢、早く言え」
 まあまあ、と滝沢はいつものあいまいな笑いを浮かべると、
 「とりあえずじっくり試合を見ましょうよ。
  結構いい試合になりそうな気がするんですよ、この試合は・・」


58 :U-名無しさん:05/02/23 04:47:17 ID:6ySpPQN+0
でも対人戦では松沢監督には敵わないと思い、
上島さんの願いもむなしく、卒業式はやってくる・・
女子マネージャーからキツイ洗礼をうけた高橋は、
ほくそえむ。
曖昧な供述を繰り返してきた中西には到底、アドバンテージは効かない。
今年も下位に甘んじることはできないのは百も承知だ。
田中「随分前からプレーシャーが激しくなり、オフサイドになるか、
ならないか?とのとこでラインズマンと同じ距離を保ってた。
明日もどういう試合になるかは判らないが、
マンU戦みたいな試合にならないことを心から願う・・」

前線の守備も怠らないウイリアムHメイシーは明後日の試合には
間に合うはずだ。ヒューには散々迷惑をかけてるにも関わらず
クッピーラムネを手渡す傍若無人ぶりだ・・
情け容赦の無い言葉はまさにこの事、リューの胸倉をつかみ激しく叫んだ!

次の日、助けてもらった相手に恩情の声と絶賛の声、二手に分かれた。
特にフェイントをするでもないし、4バック相手に
その陣形はない。戦後50年のサッカー界の歴史の中でも頻繁に
あるフォーメーションだ。

59 :U-名無しさん:05/02/23 05:15:42 ID:nB7JUoJf0
俺のDF構想は決まってる

あきた、もりおか、そして、やまがた だ!



60 :U-名無しさん:05/02/23 11:51:08 ID:gjRT2qyt0
>>57
他の人の長文と混ざるとややこしいので、トリップつけてください。
次、楽しみにしてます。

61 :U-名無しさん:05/02/23 23:20:10 ID:atQhhJiE0
 鈴木の足元にこぼれ玉が入った。エリアの外。
 「囲め!囲め!」誰かの声。いわれなくたってわかってるよ、と
 俺は後ろから挟み込みに行く。
 シュートコースはセンターバックの内藤がしっかり切っている。
 だが、その状態から鈴木は強引にターンして右足を振りぬいた。
 一瞬ひやっとするがキックはボールの芯を食わず、
 シュートはゴールの脇を力なくそれていった。
 俺はベンチの下級生に声をかけて時間を確認する。15分経過です、と返事がきた。
 よし、第一段階はクリアだ。
 俺たちはキャプテンの山口の指示に従って、ここまで守備偏重の布陣をしいていた。
 DFの4枚に両サイド、そして俺まで引き気味になっての実質7バック。
 幸いになんとか無失点でここまではきている。


62 :U-名無しさん:05/02/23 23:21:16 ID:atQhhJiE0
 さすがに代表は違うな、というのが試合がはじまってみての正直な感想だった。
 大事な試合の前の調整目的ということもあって、
 覚悟していたよりは接触プレーの機会は少なく、スタミナを削られずにすんでいる。
 しかしトラップをはじめとしたボールコントロール、狭い地域でのボール捌きの確かさ、
 そしてスピード、ひとつひとつの判断の早さ。
 やっぱりプロは違うんだな、というのが偽らざる実感だ。
 けど救いは、俺も最近は毎日モニカのテクニックを見ている。
 だから代表のプレイを見ても必要以上にびびることはなかった。
 モニカのテクニックはこいつらにだってひけをとってない。
 ボール扱いだけならプロとも遜色ないモニカの怪物っぷりを改めて痛感した。
 まったくなんて女だよ、と俺は心の中で呟いた。


63 :U-名無しさん:05/02/24 03:54:22 ID:3OFEPiIwO
とりあえずいつもの保守ね

64 :U-名無しさん:05/02/24 23:32:59 ID:hGYlaqR70
 さてもう、みんな緊張も解けたことだろう。
 代表のスピードにもとりあえず少しは慣れたはずだ。
 ひきこもりまくっての0−0が俺たちが欲しい結果じゃない。
 「15分経過だぞー」俺はみんなに大声で叫んだ。
 それは単なる時間経過を知らせる声ではない。
 俺たちのシフトアップの合図だ。
 ゴールキック。タカシが落下点に入るが、福西のほうが高い。
 ヘディングでボールが跳ね返される。
 小笠原が胸でトラップするが、すかさずFWの高田がへばりつく。
 この時間からは前、前でプレスをかけていく。
 ボールの動きが落ち着かない。
 誰の足元にもボールが納まらず、ハーフウェーラインをはさんでボールが行き来する。
 このボールはとりたい。とって相手陣地へ攻めこみたい。


65 :U-名無しさん:05/02/24 23:40:46 ID:hGYlaqR70
 その願いが通じたのか、俺の前でボールを受けた玉田のトラップが少し流れる。
 そこをいいタイミングでボールをかっさらうことができた。
 そのままスピードを上げて相手陣内へ入る。すばやく首を振って、周りの動きを確認。
 みんなわかってるじゃん。
 高田とタカシはDFの前で、少しでもギャップを作ろうとかく乱している。
 右の田中が俺の斜め前、モニカが俺の左斜め前、少し距離があるとこを走っている。
 引きこもりはもうおしまいだ。これからは打ち合いだって覚悟の上だ。
 チェックに来る福西。俺は左にボールを少し長く蹴り出して、
 一気にスピードで振り切る。
 俺がまったく躊躇せずに来るとは思ってなかったのだろう、福西の反応が遅れた。
 体を入れられかけるが身をよじってなんとか交わす。
 目の前にスペースがある。そのままドリブルで突き進む。ペナルティエリアが見えた。
 遠藤が左からスライドしてきて、内を切ってくる。
 ぎりぎりまでひきつけて、小さめのモーションで左のアウトサイドでパス。
 遠藤のマークが外れたモニカがフリーだ。


66 :U-名無しさん:05/02/24 23:41:58 ID:hGYlaqR70
 モニカは間髪いれずそのボールをダイレクトで前にはたく。
 グラウンダーで、エリアのわずかに外にいる高田の足元。
 高田は田中誠の前、ラインすれすれで待っている。
 高田は自分の左側にいる田中に背を向けて半身に開き、
 ボールを右足に引っ掛けて運んで、DFの網をかいくぐろうとする。
 田中誠が前をふさぎにいく。高田が転ぶ。そのとき、笛が鳴った。
 ファールだ。流されててもあまり文句は言えなかったが、うちにとってはありがたい。
 エリアすれすれだったが、フリーキックの判定。さすがにPKというのはおしが太い。
 田中誠が苦笑いしながら審判になにかいってるが、当然審判は無視する。
 すばやくモニカとアイコンタクト。意思が通じる。
 田中さん、余裕だな。でもこのキックが終わった後でも余裕があるかな。


67 :U-名無しさん:05/02/25 06:26:13 ID:kOy4VrLa0
 

68 :U-名無しさん:05/02/25 07:29:29 ID:y/ZH4f+a0
モナカ王

69 :U-名無しさん:05/02/25 10:44:30 ID:AS42mQjm0
いいかんじ

70 :U-名無しさん:05/02/25 12:35:30 ID:mnpctpKH0
FK (;´Д`)ハァハァ

71 :U-名無しさん:05/02/25 23:01:03 ID:bmgTJ9c70

 俺はわざと時間をかけてゆっくりとボールをセットする。
 位置はペナルティエリアのわずかに外、俺たちから見てゴール正面やや左。
 テレビ中継があれば今頃アナウンサーが
 絶好の位置でのフリーキックです!と叫んでいることだろう。
 ボールの右にモニカ、左に俺が立つ。
 モニカの左足でゴール右へ巻くか、俺の右足でゴール左を狙うか。
 この位置のフリーキックじゃお約束みたいなものだが、壁が近い。
 審判に抗議すると、心持ち下がったがほとんど変わらない。
 本気で気にしてたわけじゃなかったので、別にかまわなかった。
 俺はふと横のモニカを見て、なにか変な仕草をしてるのに気づいた。
 右手で股間を軽くおさえるように何度か叩いている。
 こいつ、なにやってるんだあ?



72 :U-名無しさん:05/02/25 23:06:16 ID:bmgTJ9c70
 ある有名な選手が、緊張したとき自分のアレをぎゅっと握ってリラックスした、
 というエピソードを聞いたことがあるが、モニカもそういう癖があるのか?
 だがモニカが壁のほうを見ながらにやにやしてるのを見て、
 そして壁に入ってる中澤や宮本が、一瞬呆然と、
 ついでみるみるうちに顔が怒りで赤くなるのを見て、その仕草の意味がわかった。
 モニカは、私のフリーキックが当たって、あなたたちの大事なアソコがつぶれないよう、
 しっかり手で守ってなさい、と身振りで示しているのだった。
 顔中から冷や汗が出た。代表に挑発かますとは、まったくなんて女だ。
 こっそり横目で審判を見ると、さっき俺が抗議した壁の距離を
 もう一度確認していて、こっちには全然注意を向けていない。ほっとした。
 審判が二、三歩下がって笛を吹いた。


73 :U-名無しさん:05/02/26 11:40:59 ID:BSWVg2Iv0
モニカの股間(;´Д`)ハァハァ

74 :U-名無しさん:05/02/27 01:17:27 ID:AVx1AAVyO
保守

75 :U-名無しさん:05/02/27 05:04:18 ID:oM/SIw3k0
 

76 :U-名無しさん:05/02/27 23:40:30 ID:wo+rHA6x0
 モニカがスタート。俺も一拍ずらして動きはじめる。
 しっかりと左足を踏み込んで、蹴る準備。
 だが、それより早くモニカの左足がゴルフのティーショットよろしく
 ボールを刈りとっていった。
 ここまでゴールに近ければモニカのキック力で十分狙える。
 モニカの蹴ったゴールは壁の上をきれいに弧を描いて越えた。
 俺が蹴ると思いこんでいた、壁の面々はまったく反応できない。
 ボールは壁を越えたところで急激に落下し、
 川口が横っ飛びで伸ばす手の先を抜けてゴール右隅に吸い込まれた。
 その瞬間、俺の耳にはゴール裏の金網の向こうに陣取った観客の、
 「うおお」という悲鳴のような歓声が聞こえた。一瞬遅れて審判の笛。ゴールだ。
 モニカが雄たけびをあげて両手を突き上げる。
 俺もガッツポーズ、そしてモニカとしっかり抱き合う。
 無名高校が日本代表から先制点を奪ったんだ、こんな痛快なことがあるか?
 モニカの胸の感触を自分の胸で感じて楽しんだのもつかの間、
 あっというまに俺たちはチームメイトに取り囲まれる。
 おい、もうちょい楽しませろっつーの。

77 :U-名無しさん:05/02/27 23:41:42 ID:wo+rHA6x0
 小熊は思わず立ち上がった。隣で「ぐお」という声を漏らしたのは滝沢か。
 「なんじゃ、いまのフリーキックは・・・すさまじいキレだったぞ」
 「・・・壁を越えてすとん、と落ちましたね。それも半端じゃない落ち方だった」
 滝沢の声も驚きにかすれてる。
 Jでもめったにお目にかかれない弾道だった。
 あのクラスのFKを蹴れる日本人はいったい何人いる?
 比喩じゃなくてほんとうにケツが浮いたぜ、まったく・・・
 ふたりともそのまましばらく言葉が出ない。
 フィールドではボールが中央に戻され、試合が再開された。
 だがそこかしこに今の強烈なフリーキックの余韻が漂っている。
 代表の選手も、毒気を抜かれたような、それとも夢でもみたような、
 いま見たものが信じられないというふわふわ感が抜けていない。
 ゴール裏にいたお客さんはいいものみたな、と小熊は思う。
 あれは金払ってでも見る価値がある。
 できるなら俺もゴールの裏でいまの弾道を拝みたかった。


78 :U-名無しさん:05/02/27 23:42:15 ID:wo+rHA6x0
 「しかしまあ見事に決めましたね」
 「代表の連中、油断してたからな・・」小熊は振り返る。
 「あのお姉ちゃんがあれだけ左が蹴れるとは、
 いまの15分ちょっとの時間じゃわかりっこないだろう。
 ロクにボールにも触っていなかったしな。
 おまけにボールをセットしたのはあの男の10番だったし、
 お姉ちゃんが先に走り出せば、お姉ちゃんはダミーで、
 蹴るのはあの10番だって思っちまったのも無理はない。
 川口もいつもに比べれば、最初の反応が遅かった」
 「あの子が蹴るかもしれない、とわかってたら違いましたかね」
 小熊は沈黙する。
 川口なら止めたかもしれない。
 だが、確実に止められたかと聞かれれば、わからない。
 それが小熊の結論だったが、口にはしなかった。



79 :U-名無しさん:05/02/28 16:25:07 ID:5IKbQHWs0
先取点 (;´Д`)ハァハァ

80 :U-名無しさん:05/02/28 23:36:10 ID:4TPulbdS0

 左サイド、DFが振り切られる。玉田が一気に高速ドリブルでエリアに侵入。
 CBがカバーに行くより早く、玉田の左足が振りぬかれる。ナイフのような切れ味。
 やられた、と思ったが、楢崎さんの体が横に飛んだ。
 そのまま長身の体が地面で弾む。よし、ボールはしっかり体の下にある。
 さすが、代表キーパー。頼りになるったらありゃしない。
 上出来、上出来、いいよ、その調子。とDFを励ます楢崎さんの声が聞こえる。
 そんなことはない。さっきから再三、DFが振り切られている。
 決定機だけで4,5回はあっただろう。それを全部止めているのは楢崎さんだ。
 まあ楢崎さんにしてみれば、4,5回で済んで上等なのかもしれないが。
 とりあえず今日の楢崎さんがアタってるみたいなのが俺たちにとっては救いだ。


81 :U-名無しさん:05/02/28 23:37:13 ID:4TPulbdS0

 先制点をとったあとは、一方的に攻め込まれる試合展開になっている。
 引いて守る気はないし、先制直後はまだ中盤でのプレスがかかっていたが、
 時間の経過とともにボールが奪えなくなり、
 ゴール前にボールを入れられることが増えてきた。
 こうなるとさすがにうちのDFラインがじりじりと下がりはじめた。
 おそらく時間は30分を過ぎたあたり。
 やばいな、と思う。このままじゃジリ貧だ。前半持ちこたられるか。
 ここは一発流れを変えるようなプレーが欲しい。
 楢崎さんのキック。ボールがハーフウェーラインを越える。
 タカシが落下点に入るが、福西に押えられてきつそうだ。
 先制してから少しずつ向こうの当たりも強くなってきてる。
 タカシもここしばらく、DFが必死で蹴り飛ばす方向の定まらない
 クリアボールを右に左に追っかけ続けてる。スタミナはきついだろう。
 ポストというより福西と競ったタカシの体に当たったボールが
 偶然ではあるがどんぴしゃで俺のところへ転がってきた。
 それを見た右サイドの田中が走る。
 さっきの攻撃で上がっていたアレックスの戻りが緩慢だ。右サイドがあいている。
 体に電撃が走った。これはチャンスになる。


82 :U-名無しさん:05/03/01 14:44:10 ID:wiQQPjhD0
追加点!? (;´Д`)ハァハァ


83 :U-名無しさん:05/03/01 15:40:20 ID:ejwt+hpK0
カウンター クルー!

84 :U-名無しさん:05/03/01 22:52:10 ID:jEKOmYRx0
 右サイドへドリブルで進む。田中が俺の前、ライン際を走っている。
 さっきまでタカシと競っていた福西がアレックスの穴を埋めるべく詰めてくる。
 このまま内をきって俺を外へ押し出すつもりか。
 ちんたら考えることは許されない。即座に判断する。
 かといって判断だけ速くても意味はない。
 状況を見極めて適切な選択肢を考えた上で判断しなければならない。
 見る、考える、決める、動く。そのサイクルを最大限のスピードで繰り返し続ける。
 それがピッチに立つという行為だ。
 スペースがなくなる前にフリーの田中にパスを送る。頼む、中澤さん、動いてくれ。
 田中がサイドラインぎりぎりでトラップ。
 「左!左!」「つめろ!つめろ!」「戻れ、戻れ!」声が錯綜する。
 田中にボールが渡ったのを見て、中澤さんがゴール前を離れ田中につく。
 狙い通りだ。



85 :U-名無しさん:05/03/01 22:56:40 ID:jEKOmYRx0
 田中がすばやくボールを横に入れる。
 よくわかってるじゃん。そのとき、俺は福西の左脇をすり抜けている。
 ボールを受ける前にルックアップして中を確認。
 視野の左すれすれでモニカが走ってるのが見える。
 ボールを右足でトラップ。俺と田中のワンツーのような格好になった。
 置き去りにした福西が俺のすぐ後ろから追ってきてる。あの人の潰しは強烈だ。
 本気でこられたらトラックに轢かれたカエルのようになるのがオチだ。
 足元に目がいくのをこらえて、ルックアップ。
 右サイドの田中を見る。DFラインを見ながらライン際で張っている。
 俺の目の動きにつられた中澤は田中から離れられない。すぐ後ろから人の気配がする。
 頼む、わかっててくれ。心の中で祈る。
 左前方へ右足のインサイドでグラウンダーのパス。
 さっき中を見たとき、DFラインの前、遠藤の後ろにスペースが見えた。
 あのときのモニカはそこを狙って走っていたはずだ。
 きっとモニカにもあのスペースが見えている。


86 :U-名無しさん:05/03/02 12:37:06 ID:2ireAlJE0
モニたんどこにいるの?

87 :U-名無しさん:05/03/02 21:10:47 ID:2KelgzL50
モニたん期待あげ

88 :U-名無しさん:05/03/02 22:51:31 ID:dLn3JoWv0
 どんぴしゃ。宮本の前のスペースに走りこんできた
 モニカの足元に俺が出したボールが吸い込まれる。
 一瞬、対峙する格好になった宮本があわてる。チェックに行きたいが後ろがいない。
 裏を取られる格好になった遠藤が慌てて後ろから挟みこむ。
 だがお構いなしにそれより早くモニカは左へさらに流す。早い判断。
 またたく間にボールが右サイドから左サイドに移る。
 俺たちの流れるようなパス回しに、周囲の観客から歓声が上がる。
 聞こえてるか、モニカ。あれは俺たちのプレイへの歓声だぞ。
 サイドを転がるボールを受けたのは山口。
 加地が左サイドの攻防に釣られ、やや中に絞っていた分、
 山口にはサイドのスペースが存分に与えられている。
 あいつのあんないい上がり、はじめてみたかも。走りながら俺は思う。
 山口がワントラップ、ライン際まできれこんでから、
 落ち着いてしっかりと中を見てからクロスをあげる。
 いくら代表が相手でも目の前にいなければ、普段の試合と違いはない。
 中央にいいクロスが上がる。ペナルティスポットあたり。川口は前に出ない。
 タカシが宮本相手に懸命にポジションを競っているが、さすがに分が悪い。
 宮本がタカシにわずかに競り勝ってヘディングでクリア。
 だがこの時間はサッカーの神が俺たちについている。


89 :U-名無しさん:05/03/02 22:54:44 ID:dLn3JoWv0
 タカシが競った分、ヘディングのボールに力がない。
 ペナルティエリアの少し外。ボールはモニカの正面へ落ちてきた。
 足元にぴたりと落として、左足でボールを持つ。
 遠藤がすばやくチェックに行ったその瞬間、モニカがついに牙を剥いた。
 左足の裏でボールを後ろに引いて、そのまま右足を軸にターン。
 絵に書いたように美しいルーレット。金髪のポニーテールがきれいになびく。
 刹那の後、モニカは完全に遠藤と体を入れ替えている。
 目を疑う出来事に、さすがの代表のDFも一瞬ボールを見てしまう。
 一秒にも満たないほんのわずかな時間の思考停止。
 だがピッチという戦場では、それが時に命取りとなる。
 そのミスを許すことなくモニカが即座に宮本の横を通すスルーパス。
 俺はDFラインの間を駆け抜けて、一気にエリアに侵入する。
 トップスピードでラインの裏に抜け出た俺の足元にぴたりとボールがくる。
 誰かが手を上げてオフサイドをアピールしているが、旗は上がらない。


90 :U-名無しさん:05/03/03 12:27:57 ID:f0OS04Wa0
あとはヨシカツたんだけか!?
最後のショーブだな

91 :U-名無しさん:05/03/03 22:25:26 ID:4iawS5Y30
 右のインサイドでトラップ。ボールを右足の前に置く。
 川口がおどろくほどの瞬発力でボールに飛び込んでくる。
 早い。すさまじい反応の早さだ。けどまにあわない。まにあわせない。
 コンパクトな振りで、軽く。けれど十分な強さを与えて蹴る。
 俺の足に心地よい感触を残して、ゴールへ飛んだボールは
 川口の手を抜けて静かにゴール右下におさまり、
 ネットを水面に広がる波紋のように、きれいにきれいに波打たせて揺らした。
 審判の笛が鳴る。2点目だ。
 観客からのぱらぱらとした拍手が、俺の耳に届く。
 派手なガッツポーズはしない。代わりに右のこぶしをぎゅっと握り締める。
 モニカからもらったパスの感触が、打ったシュートの余韻が、
 まだ俺の右足に残っている。


92 :U-名無しさん:05/03/03 22:26:42 ID:4iawS5Y30
 タカシが顔をくしゃくしゃにして飛んでくる。
 「やったな、この野郎」お前、祝福してくれるのは嬉しいけど、力入れすぎ。
 ばしばしと叩かれた頭がひりひりした。
 でも、チームの誰が点を入れても、一番先に飛んでくるのはタカシだ。
 そんなタカシが喜んでる姿を見るのが俺も実は結構好きだ。
 みんながかわるがわる祝福に来る。
 練習試合だから抑え目だけど、なんてったって相手は日本代表だ。
 モニカもきた。「nice shoot!」
 ご褒美のチュぐらいあるかと思ったが、それはさすがに無理な頼みだった。
 代わりに手と手を合わせて喜びを分かち合う。
 目の前でモニカの夏みかんのような胸が上下にリズミカルに揺れた。
 ふと、こういうふうにモニカと一緒に喜べる試合は当分ないんだな、と思う。
 もしかしたらもう二度とないのかもしれない。
 でも感傷に浸ってる暇はなかった。後ろを振り返る。
 まださっきのはラッキーゴールということもできたかもしれない。
 もうそれは通らない。無名のガキんちょどもに
 2点のリードを許した代表のメンバーから熱いオーラが立ち上っている。
 さっきまでと顔つきが違う。男の怒りだ。

93 : :05/03/03 23:20:46 ID:P9SdO1e30
モニカタソ (;´Д`)ハァハァ


94 :U-名無しさん:05/03/04 08:18:25 ID:KtTR9LLU0
夏みかん(*´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ \ア ノ \ア

95 :U-名無しさん:05/03/04 22:02:20 ID:BGxKKn7B0
 代表のキックオフで試合開始。
 ボールを受けた小笠原がいきなりロングボールを蹴りこむ。
 俺のところだ。見上げて距離を目測。その瞬間、壁にぶつかったような衝撃。
 鈴木だ。鈴木の背中が俺の前に立ちふさがっている。
 熱が、熱さが、鈴木の背中から伝わってくる。怒りの熱だ。
 少し下半身で押してみるがびくともしない。むしろこっちがずり下がっている。
 完璧にポジションをとられている。トラップ際を狙うしかない。
 だがボールは股の間からいれた俺の足の届かない位置にきれいに落とされた。
 くそったれ。なにもできないじゃないか。
 鈴木が上がってきた福西にボールを受け渡す。福西はすぐに左のアレックスへ。
 ライン際でボールを運ぶアレックス。田中が並走する。
 アレックスは一瞬、ドリブルで抜くそぶりを見せたが、
 中央に下がり気味にきれこむと、流れてきた小笠原にパス。
 しまった、俺がついておくべきところだ。
 後ろを振り返ると、鈴木はもう前線に上がっている。
 DFに任せていそいで小笠原の前を切る。
 小笠原は俺に目もくれず、中央に横パス。遠藤が受ける。モニカが対処。
 遠藤はさらに右へ。田中誠が上がっている。
 FWの高田が横から追うが、追いつく前に田中はボールを前へ。加地がひいて受ける。
 そのまま中へ少しドリブルしてすぐにまた中央へ。もう一度遠藤。
 やばい。ボールが回りはじめた。


96 :U-名無しさん:05/03/04 22:04:08 ID:BGxKKn7B0
 遠藤から横パス。小笠原がトラップ。俺がつく。
 小笠原は左にターンしてパス、と見せかけてボールは出てない。フェイントだ。
 すかさずきりかえして右を向くと、右サイド奥へロングボール。
 いつのまにか加地のマークが外れている。
 SBの渡辺が必死に追っているが、あれはクロスが上がるのを止められない。
 加地がしっかりと中を見てからクロス。
 俺は小笠原と絡み合うようにしてゴール前へつめる。
 クロスが上がる。これはボールが来る。小笠原が飛ぶ。俺も飛ぶ。
 小笠原の背中のユニフォームを引っ張ってみるが効果がない。やばい。
 だが、ボールの弾道は俺たちを越えていく。ラッキーと思ったのもほんの一瞬、
 後ろにいやな気配を感じる。見なくてもわかる、鈴木だ。
 鈴木がワントラップして強烈なシュート。コースに飛び込んだ内藤の体がブロック。
 内藤がもんどりうって倒れる。銃で撃たれたような倒れっぷりだ。
 こぼれたボールにアレックスが走りこんでくる。今度は神様は向こうの見方らしい。
 これは俺の役目らしい。しょうがない。スライディングでシュートコースに飛び込む。
 ばちんとすねのあたりに鈍い衝撃。まにあった。
 だがそのボールは今度はゴール正面にいる小笠原のまん前に転がる。
 神様、勘弁してくれ。小笠原の強烈なミドルシュート。ゴール左上に一直線。
 楢崎さんが横っ飛び、間一髪のタイミングで弾き出した。
 ボールはそのままゴールラインを割る。セーーフ。
 どっと疲労が体中に押し寄せる。負け試合でよく経験するあの嫌な感覚だ。
 前半はあと残り何分だ?もうそんなにないはずだ。


97 :U-名無しさん:05/03/05 04:13:37 ID:vEtIUcUk0
何も小笠原が蹴らなくても・・・
楢崎が再三ファインセーブするが、内藤はハンカチを落とすそぶりをしない。
アレックスには加地をつかせ、
山田には未だに一次予選の失態が目に浮かぶ・・田中の連携で勝ってるが
未だにチョウには勝てない自分もいる。需要があると思わせておいて
先月の売上幅は到底、右肩下がりだ。

ハーフタイムのロッカーでは監督の怒号が聞こえる。前半ふがいない
戦いを見せられて、堪忍袋の緒がきれたのか中西を呼びつけた。
中西と監督との確執を記事にしようと欧州からも記者が駆けつけた・・
後半せめあぐねたら、三国無双の非にもなりうる。
ごーるを割らせるひまがあったらおつかいのでも出てほしいものだ。

98 :†ケン† ◆kiM4qXVHAg :05/03/05 04:37:17 ID:kKiUVK8u0
つまらん3点!

99 :U-名無しさん:05/03/05 09:12:45 ID:JSsMK/do0
99

100 :U-名無しさん:05/03/05 09:13:08 ID:JSsMK/do0
100

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